インターンシップⅡ-4日目

今日はまず初めて統計係の仕事から入った。
そこでは国勢調査などについていろいろ教えてくれた。
良い係長で、すごい丁寧に教えてくれた。
公務員は一概にいい人が多いのではないかと思う。
省庁改編と同じように、市役所でも機構改編が行われる。
ここ統計係は、以前は課であったが、その課自体が小さくなって、係になってしまった。
また、コスト削減のために以前は表紙付きの、いわゆる本格的な「冊子」だったものが、
今ではホチキスで止めただけの者となっている。
百十四銀行でも職員録を発行しなくなるなどしているのを知っていたが、どこでもこういうことはやっているのであるなあ。
実際にどこの自治体も赤字であり、そういったことはどこでも目の色を変えているのだろう。
細かい神経が必要とされる。
また、国勢調査は実際転出届や転入届、出生届など、届けを出さないような人もいたりするので、
そういうのよりも実態を反映しているらしい。
なんせホームレスにまで調査しているのだからすごい念の入りようである。
これではほとんど正確ではないだろうか。
また、5年に一回といえども、実際は本番の調査をやりやすくするために事前調査をやっており、そのためにかなり何年もかけていることが伺える。
実際に、ある会議室に午後向かったら、そこではアルバイトの女性達が回答済みの事前調査用紙にミスがないか点検していた。
そして、最後には実際に国勢調査事前調査の用紙に自分のデータを記入した。
例外的に独りで住んでいる、例えば入院している人や刑務所に入っている人などのためにも、
説明書きがあり、まさに水も漏らさぬ体制である。
すばらしい。
また、調査員が調査する調査区も、パソコンに入っている電子ゼンリン地図を用いて
それに範囲を記入しているらしい。
以前は紙の地図を切り取っていたと言うから、進歩は本当に仕事を楽にする。

午後は高松市で行政手続きオンライン化条例(行政手続きなどにおける・・・条例)をつくるため、
他の市がどんなそのような条例を作っているのかネットで調査する役目を背負った。
なかなかどの自治体も、都道府県から動き始めているので、市町村の動きは遅く、
99%の自治体が例規集を更新してなくて、ネットでしらみつぶしに当たっていくしかなかった。
ひたちなか市や、同じ中核市郡山市がかろうじてヒットしたが、他はまったくダメだった。
オンライン化が進んでいると言われていた山梨県の市でもそうであるから、
ホームページを早く更新する重要性を思った。
市民への情報公開がさけばれているが、早く公開することも重要なことである。

最後はまた統計係に戻って、各調査員に郵送する封筒に貼ってある両面テープの片面をはがす作業をした。
郵送料は無料の部分が多かった。なぜなら、各出張所に送ってもらうからである。
ただ、市外の人たちには無理なので、有料で送っていたが、それでも15円ほど安い。
これだけ民間より恵まれているのだから、採算面を気をつければけっこう財政面で苦しまなくていいのではないかと素人目ながら、思う。
その間、いろいろ係長などと話をしていた。おもしろかった。前の職場みたいになっていけば幸いである。
それから、会議室を回って荷物の配置換えをして一日が終わった。