インターンシップ8日目

今日は朝からなにをしたかというと、まずはカメラ撮影の補助をした。補助といってもあんまりなにもやらなかったが、まあ暗幕の位置替えとかストロボの位置調整とかした。
移した絵は高橋由一という人の絵だ。この人は鮭という絵を描いた人でもある。
すごい有名な画家なのだ。日本で始めた油絵を描いた人だと言うことだ。
それはすごい。おそれおおかった。しかもこの絵は本物に間違いないそうだ。
出品記録があり、これは信頼に足る者だという。
そういう絵はかなり丁重に扱われた。
物を大切に扱うところも公務員にとって重要なことである。
最終的には県民の目に触れたりするものだから、大切に扱わなければならない。
その後は部屋の掃除をしているのを少し見ていた。

その後、一階の駐車場にある資料倉庫の中の20年以上も放置されていた本を見ていた。
そこの本はかなりほこりをかぶっていた。尋常ではない。
そういうものも文句を言わずに率先して扱っていた。すごい。見習わなければならないと思った。
かなり汗だくになり、着ていた服もほこりまみれになったが、それはそれで久しぶりの肉体労働なので、かなり鍛えられた感がある。帰ったら速攻で風呂に入ったのだけれども。
このとき思ったのは、公務員は体力勝負だと言われたけれども、それは残業時間が多いと言うことにとどまらず、かなり肉体的な労働もしなければいけないということだ。
それも雑用といわれる部分の仕事を多くこなす公務員には必要な職務だろう。
午後からもその仕事をやった。今度は全員でやった。全員で連携してやると、二人だけでやっているよりもたくさんの意見が出るので、一番いいものを検討し、早く終わらせることができる。
ここだと、いろんな意見が言いやすい環境にある。みんな訳隔てるところがないから、心おきなく意見が言える。自分もかなりとけ込んでいるので、意見を言った。
そういう環境を作り出すこともいずれは上に立っていくならばしなければならない。
これは大事なことだ。
このことについて、この本達を坂出の埋蔵物センターにもっていくときに、課長が言っていた。
上司になる者ならば、自分では一緒に仕事をやらない部署が多いので、それだけ自分は切り離されてしまう。そうなったら、その仕事の内容について詳しく知らないので、指示を出すことが難しいので、愚痴ばかり言う上司もいるそうだ。
ならば、必要なこととは何だというと、それはビジョンを示すことだといっていた。
どうすれば効率的に仕事ができるか、新しくなにをやればいいか、それを言うことが大事だと言っていた。

話が前後するが、昼休みには同僚の人たちは大学生なんだからこんな暑いところ来ずに遊べと言っていた。
そうなのかもしれない。でも遊ぶことが分からない。時間がありすぎて困ってしまう。逆効果だ。
あと、昼休みに、同僚の方で昨日言った、まじめな方は、
部署によっては技術系の人は昇進が遅いので、年上の人を部下にして仕事をすることもあるという。
そういう場合、どうやって仕事をやればいいのか。そういうことを考えて、かなり気を遣い、なれるまでにかなり時間を要したようだ。その人は一年要したと言っていた。
だが、そういうこともまれではないので、接し方を勉強する必要がありそうだ。
また、職場によってはやくざとかを相手にしなければならないこともあったという。
そういう人たちに対しては警察と連携していかなければならなかったらしい。
そういう人たちも結局は市民だが、扱いが難しいところだ。
また、市民の方達と意見衝突が起こることもあるらしい。その人達のために仕事をしているのだけれども、意見が合わなくなるのは人間だし仕方のないことだが、なかなかつらそうだ。
本人のために、厳しいことをいわなければならないこともあるのだから、それはその人のためになることであればきちんという方がいい。
その人によるとかなりそういう傾向の強い職場は土木系、生活保護、税金の取立関係の職場らしい。

明日もある。早く寝なければならない。
規則正しい生活をしなければついていけない。そういう生活を心がけることも、他の職場と同じように、必要なことだ。