インターンシップ7日目

今日は朝からある作家が県展に出した作品を取りに来ないので持って行く準備をした。
そこで、同僚の人に以前から雑用はいやだということを醸し出していた俺に対して、
雑用をしないということはいけない、これは与えられた仕事なのだからしっかりやり遂げなければならない、といった。反省。
そして、同僚の男の人はかなりまじめな人なのだが、その人のようにかなり気を使える人でないと上に行くことは難しい、といっていた。
私のことを暗に注意していたような気がする。注意してくれることはありがたいと思った。そのことは現に伝えた。それは真実である。
注意されないと気づかない。その人なりの好意で言ってくれているのであれば、
素直な気持ちで聞き耳を立てるべきである。
ただ、前の印刷所でのアルバイトのように、かなりもう目くじらを立ててほとんど期待も寄せていないようなことが明確な場合は単に素直になりすぎてもいけないので、と思っている。何事にも例外ありだ。

それから頑張って資料室の本を斜めになるのではなくまっすぐにおいて本棚のスペースを確保するという仕事。同僚の女の人は映画好き。なかなか話があった。
その人は雑用をいやがる人には自然と上司も期待してくれなくなって仕事を任せてくれなくなり、帰って不利になることを言ってくれた。
雑用で頑張ればああいうことをあいつもやるのだ、と周りは意外と好意的な目で見てくれるのだろう、
そのことは前にも聞いた話だったが、今回聞いて強く再確認した。
これも暗に自分に注意してくれたんだと思う。
変に後でさける様子もなかったし、そんなに気にしすぎることはないだろう。

午後からはまたその仕事をした後、課長といろいろ話をしてきた。
そこで課長は雑用は公務員にとっての宿命であり、課長自身もたくさんの雑用を抱えていること、
そして判子がどうして日本社会に定着するようになったのか、そして他の国との違いなどを聞かされた。
また、接待などという者は土木課などに行かない限り全くなじみのないこと、
パソコンに変な者をインストールしてパソコンが故障しないように県庁のパソコンにはCDドライブがついていないと言うこと。
給料明細が昔までは郵送で送られたが、紙の経費削減の名の下にパソコンで自分のパスワードを使って取り出すこと、
現在県庁の採用状況は厳しいが、退職者の半分しかとらない政策に変わるのは
とりすぎてもとらなさすぎても問題が生じる(前者だと若者ばかりになってしまうし、
後者だととらなかった分、高齢者が固まってやめていくと若者をたくさんとらなければいけなくなり、これでも若者がたくさんとらなくてはいけなくなること、そして
自分が卒業する頃には団塊の世代がたくさんやめていくのでたくさん新卒を採ってくれると言うこと。
また、これからは人事院の方針に伴い成果主義が公務員にも導入されていき、
公務員に対しては今までの仕事を先輩の残した仕事方法のメモなどと同一の方法でやるのではなく、自分なりの考えを持って仕事を進める能力を評価するシステムに変わっていき、それに伴い県庁の採用システムの中でも自分なりの考えを、新聞の考えなどをそのまま言うのではなく、引用した上で、自分の考えをはっきり述べる能力を持っていたら自ずと合格するであろうことを言われた。
また、公務員は二、三年で異動する職種であり、公務員の専門職でない限り全く異なったたくさんの仕事を経験するので、たくさんのことに興味を持てるような人の方がよいといっていた。
それは真理だろう。公務員はスペシャリストというよりゼネラリストといった方が断然似合う。というよりそう言われ続けている。
憲法の昨日の日記で書いたように、全体の奉仕者である。
だから自分にはかなり一つのことにのめり込むところがあるので、専門職の方が向いているのかなとは思う。専門職としては最近が前期になり始めた裁判所事務官・書記官の仕事が目につく。弁護士はなかなか厳しいだろう。なるのにも、なってからも。
だけどそれだからといってふつうの県庁や市役所の公務員になってはいけないというのではない、あくまで希望としては専門を極めていくようなことに近い職業に就くのがよいのかなと思う。併願して落ちたら行こう。
給料は安いが、それでも給料はよっぽどのことをしない限りみんな絶対に下がることはない。
そして基本給が公務員の場合は民間と違って大きいので、利潤に左右されることもない。
そして民間と違ってこれは印刷所とのバイトと比べての話なのだが、
やはり休憩をたくさんとれるみたいに見える。文化会館が特殊な職場だからなのかもしれないが。
もっといろんなことを経験する必要があるが、それでも公務員は民間と違ってなかなか肉体的にも精神的にもゆとりを持って仕事ができそうだ。
ゆったりとしすぎてはいけないが、きりつめすぎるのも良くない。

以上、様々な事を聞かせて貰えた一日でした。

インターンシップ

私は今、自分から大学の就職課を通して自分で応募した香川県インターンシップに参加しています。
自分の希望先は福祉関係、そして労働関係でしたが、希望とは違い、教育委員会の文化会館で楽しく実習しています。市役所でのインターンシップにも応募してしまったので、今月の27日まではインターンシップ漬けになります。かなり変な大学生活ですが、自分で言うのも何ですが根がまじめなのでこれをやっていたらまあいいんじゃないかなと思います。
自分でよかれと思ってやったことですから・・・。
ちなみに文化会館というのは美術品を展示しているいわゆる美術館です。
そこの事務室で雑用みたいなことをしていますが、
将来の目標は司法、行政の違いはあるにしろ今のところ公務員なので、公務員の方からいろいろな話を聞けて大変役に立っています。
裏話も聞けたりするので、そういうことも描いていこうと思っています。今月は。

いきなり7日目からスタートしますが、以前はさるさる日記で公開していたのですが、
コメントがほしくて移行したためです。
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それでは。